中学生にとって高校受験は人生で初めて迎える大きな山場かもしれない。わたしのなかでも思い出深いものがある。わたしは進学校と呼ばれるとある高校に入学したいと思い、中学校3年生から本格的に高校受験の勉強を始めた。実際、部活動を夏まで続けていたので、本格的に始めたのは7月くらいからだが、中学校3年生の思い出はほぼ高校受験一色といっても過言ではない。つらかったこと、たのしかったこと、全部ひっくるめていい思い出となっている。特にわたしの世代は途中からゆとり教育になった世代である。みんななかよく、仲間はずれはしない、差別もしないという精神のもと、みんな平等にチャンスをと叫ばれていた時代の申し子である。だから、高校受験という競争になれていない部分もあり、正直戸惑った部分も大きかった。しかし、社会にでれば競争は当たり前のことである。あのとき、負けたくないという気持ちを元に、高校受験に取り組むことができたのは、わたしにとってプラスになっていると思う。高校受験の思い出のなかで、一番印象に残っているのは、家族がわたしを応援してくれたことである。夜食を作ってくれたり、応援してくれたりした。ただ、あの頃は自分がとても未熟で、受験勉強でいらいらしていて、八つ当たりしたこともあり、今はとても反省している。高校受験は推薦入学を果たしたことにより、無事に終わりを迎えることができた。しかし、合格したこと以上に、高校受験に必死で取り組むことができた経緯が、今のわたしの原動力になっている。